第7回 (2001.08.30.)
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残暑お見舞い申し上げます。
今年の夏は特に暑かったですね。
お元気にダンスを楽しんでいらっしゃいますか?
私は、手術後2年を経過いたしましたが、暑さで体調は良くありませんでした。
何とか早く元の状態に戻りたいと思っています。
サイバーレッツダンスは1ヶ月半の遅配になってしまいましたが、
財団のホームページは裕美子の協力を得て、大幅に拡充いたしました。
会員の方はもとより、一般の方もアクセスしてみて下さい。(9月1日より公開)
資格審議委員会や資格試験の受験方法、今後の予定などが掲載されています。
(www.jbdf.or.jp)
前回は、タンゴの基礎的な立ち方やホールド、ウォーク、
その他のフィガ−のフットワークを説明してきました。
タンゴはウォーク(歩く)が基本ですから、初心者にとって易しく感じられるかも
知りませんが、上級者にとっては、他のムービング・ダンスと異なる
(踊り方・特徴)を表現しなければならない為に
「難しい踊り」とも言えます。
英国では、モダン4種目の内、タンゴは殆どのスクールで最後に教えている種目です。
タンゴの特徴の一つに横に動く「プロムナード」が多いことがあります。
前回、体のひねりを使ってP.P.とインラインになることを説明しましたが、
初級者は、色々なプロムナードのリードの違いを先ず覚えて下さい。
以前、福島で講習会をした時に、
『プロムナード・ポジションから入るベーシック・フィガーは幾つあるか』
とクイズを出してみたことがありました。
なかなか答えられませんでしたが、皆で考えて全てのフィガーが出ました。
皆さんも本を見ないで全て言えますか?後で答えを書きますので、考えてみて下さい。
それまでの間、もう一つ質問を出しましょう。
男性がインラインで中央斜めに向かったところから
(前回説明した様に「面して」とは言えません)
踊れるベーシック・フィガーは幾つありますか?
答えは9っです。
1.オープン・リバース・ターン、レディ・アウトサイド 2. 同 、レディ・イン・ライン 3.プログレッシブ・サイド・ステップ・リバース・ターン 4.フォア・ステップ 5.アウトサイド・スイベル 6.オーバー・スウェー 7.ベーシック・リバース・ターン 8.フォーラウェー・リバース・アンド・スリップ・ピボット 9.ファイブ・ステップ
以上の内、フォア・ステップとファイブ・ステップは註の中で、
中央斜めから始める時として説明してあります。また、アウトサイド・スイベルは、
方法3として「リバース・アウトサイド・スイベル」として
説明されています。
全て左に回転しながら踊るもので、上級者もよく使うフィガーですから
よく練習しましょう。
さて、先ほどのプロムナードの答えは出来ましたか?
答えは8っです。
出来た方は、それらのフィガーの微妙な違い、足の位置やダイレクション、
フットワークなどが指摘できますか?
これらが全て出来た方は、ボールルームダンス・テクニックをとても良く勉強している人
と言えましょう。
1.クローズド・プロムナード 2.オープン・プロムナード 3.ナチュラル・ツイスト・ターン 4.ナチュラル・プロムナード・ターン 5.プロムナード・リンク 6.バック・オープン・プロムナード 7.フォーラウェー・プロムナード 8.チェース
それでは以上のフィガーを細かくチェックしてみましょう。
先ず、クローズド・プロムナードとオープン・プロムナードの相違は何があるでしょう。
終わりが違うのは当たり前ですが、重要な点は、第3歩目のアライメントです。
C.P.の第3歩は「壁斜めに向けて」ですが、
O.P.の第3歩は「壁と壁斜めの間に向けて」です。
当然、回転量も少し異なります。
チェースは、第3歩目は「壁に面して」、第4歩は「ほぼ逆LOD」です。
それをO.P.と同じ様に踊っている方が多い様です。
無論、コーナーで踊る時は回転量が少なくなりますが、上級者や試験を受ける方は、
正確なステップを知っていることが重要です。
ナチュラル・ツイスト・ターンとナチュラル・プロムナード・ターンはどうでしょうか。
ツイスト・ターンの第3歩目は、「中央斜めに背面して」、足の位置は「横へ」ですが、
プロムナード・ターンは、「左足横少し後ろへ」で、「LODに背面して」です。
フットワークも異なりますのでチェックしてみて下さい。
バック・オープン・プロムナードは、足の位置は「左足横少し後ろへ」と同じですが、
「中央斜めに背面して」と異なります。
フォーラウエー・プロムナードは
「左足PPで横へ」で「ほぼ中央斜めに背面して」であります。
この様に少しづつの違いが、女性に対する男性のリードの相違となっているのですから、
教える立場の方は理解しておく事が大切です。
さて、「ボールルーム・テクニック」では、
通常踊られるアライメントが書かれているのですが、
註に書かれているアライメントや踊り方も知っていることは重要です。
例えば、クローズド・プロムナードはLODに沿って踊るだけでなく、中央斜めに踊り、
中央斜めにリバース系フィガーに続けたり、
オープン・プロムナードやプロムナード・リンクを同じく中央斜めに踊り、
フォーラウエー・リバースやリバース・アウトサイド・スイベル、
フォア・ステップやファイブ・ステップを回転して踊る方法などもあります。
この時のプロムナード・リンクは、
註のアライメントにある様に「リバース・プロムナード・リンク」
と呼ばれる左に回転する踊り方になります。
フォーラウエー・プロムナードの踊り方は、通常、本の終わり方ではなく、
7.左足、CBMPに後退(女子を外側に前進させて) Q 8.右足、PPで左足の少し後ろにクローズ Q
と踊り、プロムナードに続けるか、第6歩の後にアウトサイド・スイベルに続けるなど、
第6歩の後に直ぐプロムナード系フィガーに続けて踊ることはお勧め出来ません。
以上の理解が出来た方は、フィガーの先行、続行、エンディングにも注目して
勉強をされると良いでしょう。
例えば、オーバースウェーやチェースの色々なエンディングを覚えると、
レベルに合わせて、異なったルーティンで生徒さんに教えることも出来ます。
「ボールルーム・テクニック」は、教える人の為の本でありますが、
本の読み方を知り、常に傍に置いて、疑問があった時に再確認することにより、
自分としての自信と、踊りのレベルアップを計れると信じています。
競技会を目指す選手の方も、この本を勉強される事をお勧めいたします。
第1回目のレッスンで触れましたが、
リバテク論争で、ダンスを知らない人が主張していた、
「リバイズド・テクニック(ボールルーム・テクニックのこと)通りでは踊れない」
などとは完全に間違っていることを強調しておきます。
星野さん、もしご覧になっていましたらば、長井先生に代わって私が相手をしますから、
もう一度「リバテク論争」を始めてもよろしいですよ!!
(第7回 サイバー・ダンス・レッスン 終わり) |
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