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第5回・ コントラチェック、ウィング、
オープン・テレマーク、シャッセ・フロム・PP
第5回 (2001.04.19.)
今月は遅くなってしまってゴメンナサイ。
財団法人日本ボールルームダンス連盟の改選期とぶつかり、
新しく資格審議委員長と常務理事を任命されました。
これからもダンスの普及と発展に努力したいと思っていますのでヨロシク!!
今月のフィガ−は、
コントラ・チェック、ウイング、オープン・テレマーク、
シャッセ・フロム・P.P.の4つです。
『コントラ・チェック』
コントラ・チェックは、オーバースウェイと共に、
ベイシック・フィガ−のピクチャー・ステップ(形を作るステップ)
の代表的なものの一つです。
男性は、左足を壁斜めにC.B.M.P.に(身体を横切って)前進します。
爪先は開いて(トーをターンアウトさせて) ほぼL.O.D.に向け、身体を左に回します。
両膝は少し緩めて、右足は左足の膝の後ろにしっかりと付け、
顔は女性の方を見ます。(第1歩)
女性は、壁斜めに後退しますが、男性と同じようにC.B.M.P.で体を左に回し、
左膝の後ろに右膝をしっかりと交差させ、頭は左に回します。
女性の重要なポイントは、右足のヒールは床から上げておく事と、
両足の腿をしっかりと交差して、一人でもバランスが保てる様に立つことです。
男性は、前のフィガ−の終わりでロアーして、低い位置から左足を前に出す事と、
女性が身体を柔らかく、 大きく後ろに反ってもバランスを崩さないように、
頭を後ろに保っている事が大切です。
よく見かける欠点としては、
ダブル・リバース・スピンの高い位置から斜め下に突っ込んでしまう人、
頭を女性の方に突き出してしまい女性に引っ張られてしまう人などが多い様です。
右手のホールドはしっかりと、しかし女性にとって窮屈にならない程度に
崩さない事が重要です。
第2歩目は、体重を右足に戻し、(女性は前にある左足に戻す)
次いで左足をP.P.で横に開きます。(第3歩)女性は右足をP.P.で横に開く。
終わりは少し左へ回転して、P.P.で中央斜めに動きましょう。
『ウイング』
ウイングには、
オープン・テレマークやオープン・インピタスなどP.P.から入るウイングと、
右足を女性の外側に前進して入るクローズド・ウイングがありますが、
ここでは皆さんが良く使う普通のウイングの説明をいたしましょう。
男性の第1歩は、爪先は中央斜めに向けていますが、身体はL.O.D.に向けて
右足をC.B.M.P.に身体を横切ってP.P.で中央斜めの方に前進します。
次いで、第2歩・第3歩で女性を自分の前を横切るようにリードしながら、
左足に体重をかけないでゆっくりと右足の方に寄せてきます。
左トゥのインサイド・エッジで床にプレッシャーをかけることが重要です。
女性は、左足をP.P.で前進し(1)、男性の前を横切って右足トゥから前進(2)、
左足を男性の左外側にC.B.M.P.でトゥから前進(3)、ロアー。
男性のポイントは、女性が自分の前を横切っている時に自分の正面(お臍)を
常に女性の方にむけておく事です。
女性も男性の左外側に左足を前進する時に、自分の身体を充分にひねって、
正面を男性の方にむけておくことです。左を向いた方が踊り易いでしょう。
男性の多い間違いは、
女性が左外側にきた時に顔を女性の左肩越しに向けてしまう事です。
身体と一緒に左に回して、女性の顔よりも左の方を見ていなくてはなりません。
通常、女性は男性の少し右(互いの右足が相手の揃えた両足の間にある)に
立っていますので、 P.P.でアクロスして前進した時は
男性の右足よりも女性の左足の方が少し後ろになくてはなりません。
女性が男性と同じように前進しようとすると、
男性の右腰と女性の左腰が互いに邪魔になってしまいます。
第3歩目で女性が男性の左外側に前進するときは、
男性は女性をそれまで少し右に位置させていたものを、
反対に少し左にリードすると踊り易くなります。
そして、テレマークなど次のフィガ−で元の右サイドに戻します。
『オープン・テレマーク』
通常のオープン・テレマークは、女性の正面(インライン)から入りますが、
ウイングの後から入る時は、左外側から入ることになります。
当然、インラインから入る時よりも、男性の左足前進、
女性の右足後退のステップは小さくなりますが、後は通常と同じです。
ダブル・リバース・スピンと同様に女性にヒール・ターンをさせて、
男性は右足で女性を回りこみます。
終わりはP.P.になり、 L.O.D.に沿ってシャッセに続けます。
ここで大切なことは、男性は第3歩目の左足は爪先を壁斜めに向けていますが、
身体は壁の方に向けていることです。
ここで身体も壁斜めに向けてしまうとホールドが崩れるもととなってしまいます。
上級者は、左足をL.O.D.に沿って横に開いたときに爪先は壁斜めに向けますが、
身体は殆ど逆壁斜めに向けています。
そしてその足に体重が乗る時に壁の方向に身体を向ける様な踊り方をしています。
競技会に出る様になったら試してみてごらんなさい。
ホールドが崩れなくなりますよ!
『シャッセ・フロム・P.P.』
シャッセ・フロム・P.P.は、最もよく使われるフィガ−の一つでありましょう。
しかし、意外に正しい踊り方を知らない人が多いことも事実です。
最初にフィガ−の説明をいたしましょう。
第1歩目、P.P.から男性右足(女性左足)C.B.M.P.にアクロスして前進しますが、
この足はL.O.D.に沿って動きます。(カウント1)
男性、壁斜めに面して、左足横少し前へ、第2歩目(カウント2)。
女性は、壁に背面して、右足横へとります。(女性左へ1/8回転)
男性、右足を左足に揃える。(カウント&)女性、左足を右足に揃える、左へ1/8回転。
つまり男性は回転しないが、女性は合計1/4左へ回転して男性に正対(正面に組む)します。
男性、左足横少し前へ。女性、横少し後ろへ(カウント3)
第5歩目(カウント1)男性、右足を女性の外側にC.B.M.P.に前進。
女性、左足C.B.M.P.で後退。
以上のようになりますが、男性は全て壁斜めに面して踊り続けます。
大変に多い過ちは、男性の足の位置です。
第4歩目、男性の足の位置は、横少し前なのに、斜めに前進してしまう人が殆どです。
酷い人になると前進になってしまいます。
この様に踊る人は、シャッセを壁斜めに向かって踊ってしまっているのが
お分かりになるでしょう。
P.P.からのシャッセは、L.O.D.に沿って踊るのであって、
壁斜めに前進するのは最後の右足、即ちナチュラル・ターンの第1歩だけです。
試しに、壁斜めに面して立って、第2歩目の左足を横にとって下をみて御覧なさい。
おそらく皆さんの「足の位置」は「斜め前」になっていることでしょう。
足の位置は、アライメントと異なり、16分割されています。
アライメントは壁、壁斜め、L.O.D.、中央斜め、中央、の様に8つに分割されていますが、
足の位置は、左足前進、前少し左の方、斜め前進、横少し前、横、などの様に16分割です。
即ち、横と斜めの間が「横少し前」であり、
横と斜め後ろの中間が「横少し後ろ」となっているのです。
最初のナチュラル・スピン・ターンの男子、
第6歩目の足の位置は「横少し後ろ」であって、斜め後退ではない、と説明しましたが、
同様にこのシャッセの第2歩目と第4歩目の男子の足の位置は、
「横少し前」であり、女子の第4歩目は「横少し後ろ」でとることが大変に重要なのです。
この様に踊れば、シャッセがL.O.D.に沿って踊られることが
お分かりになることでありましょう。
シャッセとナチュラル・ターンを同一線上に踊ると、
ナチュラル・ターンの第1歩目でホールドや身体のラインが崩れてしまいます。
シャッセ・フロム・P.P.はL.O.D.に沿って横に動き、
最後の第5歩目で初めて壁斜めに前進することが重要なのです。
さて、4回にわたってワルツのフィガ−を連載してまいりましたが、
これは続けて練習するのに便利だからです。
コーナーでナチュラル・スピン・ターンの回転を少なく踊り、
リバース・ピボット、フォーらウェイ・リバース・スリップ・ピボット、
ダブル・リバース・スピン、と踊り、
今回のコントラ・チェック、ウイング、オープン・テレマーク、シャッセ・フロム・P.P.
に続ければ、 ベーシック・フィガ−だけで8小節のグループ(ルーチン)が出来上がります。
それではワルツはこの位にして、
次回からは「タンゴの基本フィガー」の勉強に入りましょう。
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