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第3回・フォーラウェーリバース・スリップ・ピボット

  第3回 (2001.02.15.)


前回はナチュラル・スピン・ターンを主として説明いたしましたが、

今回は、ワルツのベーシック・フィガーの中でも最も難しいものの一つである

『フォーラウェイ・リバース・アンド・スリップ・ピボット』です。


フォーラウェイ・リバース・アンド・スリップ・ピボットは

4歩のステップで構成されているフィガーです。

名前とフィガーが一致しない方のために、ステップを説明しますと…


男性は中央斜めに面して左足を前進、第2歩目はLODにフォーラウェイに後退し、

第3歩は少し回転(1/8)しLODに背面して、左足をフォーラウェイに後退、

第4歩右足、トゥを内側に向けて(トゥ・インと言います)中央へ後退、

その足のボールで回転してLOD>まで向く。

女性は中央斜めに背面して右足後退、左足中央斜めに背面したままLODへ

フォーラウェイに後退、第3歩、最初は同じく中央斜めに背面したまま

フォーラウェイで後退するが、CBMPを保ったまま右足の上でピボット、

男性の正面に正対する、第4歩はそのままの形で左足に体重を移しボールでピボット。


説明の中に、「中央斜め」「フォーラウェイに後退」とか「ピボット」など

ダンス用語が出てきますが、もし意味が分らなかったならば、用語集で調べるか、

先生に聞くなどして理解することが、セオリーを勉強する上では最も大切です。


言葉にすると以上の様になり分りにくくなりますが、ウイスクを踊り、

そのまま同じ方向に(逆LODに)男性後退し、女性を前進、正対させると

イメージしてみると分り易いでしょう。


実際に、私はフォーラウェイ・リバースを教える前に、

スロー・フォクストロットで、フォーラウェイ・トゥ・オープン・テレマークを

コーナーで踊ることを練習させます。

(ポピュラー・バリエィション第18番)又は(拙著ダンス・テクニック参照、池田書店)
 
このフィガーの方が、回転量が少ない為に易しいので、

フォーラウェイ・リバース・アンド・スリップ・ピボットをいきなり教えるよりも

良いと思います。


ボールルーム・ダンス・テクニックの本には、フォーラウェイ・リバースを男性、

中央斜めから、LODに踊る方法を説明していますが、

上級者は第2歩目も中央斜めに同じ方向で踊ることを好んで使用しています。

この方が、次のステップに(オープン・テレマークやダブル・リバース・スピンなど)

そのまま中央斜めに入れるので、後の回転が易しくなるし、

二人のムーブメントも大きく滑らかに見えます。

上手に踊れる様になったらば、試してみて下さい。


さて、フォーラウェイ・リバース・アンド・スリップ・ピボットを踊る時に、

最も難しい点は何でしょうか。

それは、スリップ・ピボットで女性を正面にリードできずに、

右に横抱きにしてしまうことでしょう。

結果として、次のダブル・リバース・スピンやテレマークなどが、

上手に踊れなくなってしまいます。

これは、リバース・ピボットとスリップ・ピボットの踊り方の違いを知らないからです。

ボールルーム・ダンス・テクニックの本を持っていたら第25頁を開けて見て下さい。

リバース・ピボットは唯一のたった1歩しかないベーシック・フィガーです。


よく踊られるナチュラル・スピン・ターンの終わりから踊る方法で説明いたしましょう。

男性は、ナチュラル・スピン・ターンの第6歩を踊った後(覚えていますよね?)

前回説明した「横少し後ろ」が足の位置でした。

そのままの状態で、今まで右回転が継続されていたものを、急激に身体を左に強く

回転させます。(両足でしっかりとバランスよく立っていないと踊れませんよ!)

その時、右足を小さく、トゥを内側に向けて後退するのが、リバース・ピボットです。

(女性は左足CBMPにトゥから前進、ボールでピボット)

フットワークは(右足の)トゥでとり、ロアーをしてから次のステップに続けるの

ですから「T.H.T.」になります。(女性はT.H.)

その前の左足(スピン・ターンの第6歩)は低い位置でピボットする時は、

通常の「T.H.」で踊りますが、上級者は、高いポジションで踊りますので、

その時は「T.」だけで踊っています。

それに対して、スリップ・ピボットは(41頁参照)、回転をしながら右足(第4歩)を

後退させ(小さくではない)女性を自分のインラインに入ってくる様にリードすることが

重要なポイントです。つまり、左足(第3歩目)のヒールを使って後退するのです。

右足(第4歩)はリバース・ピボットと同様に、トゥを内側に向けて後退するのですが、

トゥで床にプレッシャーを加えながら少し大きめに移動します。

回転量も、リバース・ピボットは、一気に二分の一まで回転しますが、

スリップ・ピボットは第3歩と第4歩の間で四分の一回り、

第4歩の右足の上で残りの四分の一まで(八分の一でも可)ピボットします。


お分かりになったでしょうか。

大切なことは、リバース・ピボットが殆どその場所でピボットしたのに対し、

スリップ・ピボットは後退をしながら、自分の正面に女子をリードしながら、

最後に右足の上でピボットをすることです。


文字で書いてくると、大変に複雑で難しいと思いますが、

何度も読みながら実際に動いてみて下さい。


次回は・・・
『ダブル・リバース・スピン』『コントラ・チェック』
           『ウイング』『オープン・テレマーク』 の予定です。

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