第2回 (2001.01.15.)
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皆様、明けましておめでとうございます。
21世紀の幕開け、ダンスの方は快調でしょうか。悩みはありませんか?
ダンスを上手に綺麗に踊るためには、姿勢やリズムなどの他に、
足の位置やフットワーク、回転量、ライズ・アンド・フォールなど
正確なテクニックが必要です。
ボールルーム・ダンス・テクニックに書かれている内容から、
その踊り方を学んでみましょう。
今回は、ワルツのナチュラル・スピン・ターンのフィガーを説明しながら、
その踊り方の重要な点について説明いたします。
◎
回転の仕方(最も初歩的な事)
優雅に右へ左へと回転するワルツ、
ダンスを踊る時にスムーズに回転することが出来ない人は、
絶対に上手になれないことはお分かりでありましょう。
良い回転を身に付けるには、後退して回る時(内回り)と、
前進して回る時(外回り)の違いをよく理解し、練習することが大切です。
普通の人が足を開くとき、
ヒールとヒールをつけてつま先を開くのは楽に出来る筈です。
練習すれば一直線(180度)に開くことも出来るでしょう。
ダンスでは、そこまでは要求されませんが、
3/8(135度)開くことが出来ることは重要なことです。
反対に、つま先をつけてヒールを開く(内股になる)のは大変です。
ナチュラル・スピン・ターンの前半の3歩で説明すると…
男性の第1歩は、壁斜めに右足を前進して、
第2歩目は、中央斜めに背中を
向けます。
つまり、左足を横にとる時に、右足のボールで少し回転して
殆ど左足は右足に平行して、床にタッチいたします。(内股にとりません)
回転量は1歩目と2歩目の間で1/4(90度)です。
そして、第3歩の右足を揃える時に
残りの1/8(45度)を左足のボールで少し回って揃えます。
それに対して後退の女性は、
第1歩の左足は男性と正反対の壁斜めに後退をしますが、
第2歩目で右足を3/8開き、LODまで向けます。
第3歩目は、その足に左足を揃えるだけなのです。
初心者の女性に多い間違いは、
第2歩目で右足を開かず、揃える時にボールで回ってしまうことです。
第2歩目で体は未だLODには向けませんが、
充分に足を開いてくれると腰も開き、前進する男性が踊りやすくなります。
インサイド・ターンの人がボールで回らないで揃えてくれると、
バランスも良くなります。
このターンの仕方は、リバース・ターンの後半など、
男性が後退する時も同じで、とても重要な事なのです。
◎
ピボットの踊り方(中級者以上の方の為に)
星野氏は、討論の時に、
スピン・ターンの第4歩目はLODにとるのは不自然で壁斜めにとるべきだ、
と言っていました。確かに下手なダンサーは、
男性の第4歩、左足をLOD上にとれずに開いてしまい易いのが
最も多い欠点です。(競技選手にも少なからずいます)
これでは、回転量の少ないものは踊れても(但し動きは小さいが)
オーバーターンド・ターニング・ロック
や
スピンを続けるフィガーなど、
回転量が大きなステップは踊れません。
第4歩はLOD上に、左足を少し内股に取るのが正解です。
星野氏は
男性と女性が足を開いて組んでいる状態で1/2ピボットしたら、
ずれてしまう、だから左足を横に取るのが正しい、と言っていました。
確かに、足を突っ張って開いている所から回るとずれてしまうのは確かです。
しかし、それはテクニックを知らないからです。
テクニック・ブックには、
第3歩の終わりでロアーして第4歩は「ダウン」となっています。 (本には横線が引いてあります)
つまり、ナチュラル・ターンの前半の第3歩目、
右足でロアーし、左足を後退して、
左足に完全に体重を移し変えてから、左足のヒールは床につけたまま、
ボールでピボットします。(体重が中間のままではピボットは出来ません)
左足のボール、腰、上体、頭を垂直に一本の軸として回転すれば
いくらでも大きな回転が楽に踊れる様になるのです。
女性も、第4歩の右足に体重を乗せてから、
ピボットの様な動作(ピボッティング・アクション)を行います。
これは完全なピボットではなく、少し足を開いて行う動作です。
以上の詳しい解説は
拙著「ダンス・イラストレッスン」(モダン出版社)の120頁
に載っていますので参考にして下さい。
◎
ナチュラル・スピン・ターンの最終歩(中級者)
左回りから右回り、右回りから左回りへと、回転を継続して切り替えられる事も
上級者と中級者の大きな違いでありましょう。
ナチュラル・スピン・ターンの第6歩(左足)から
リバース・ターンに切り替えるところも、重要な、しかも難しいところです。
その最も大切なヒントが、第6歩目の左足の位置です。
答えは、男性は「横少し後ろ」で、女性は「斜め前」です。
この重要性を知らない、又は教えない先生が多いようです。
殆どの男性が「左足・後退」又は「左足・斜め後ろ」で踊っています。
これでは、次のリバース・ターンの4〜6歩を上手く踊ることは出来ません。
スピン・ターンを正確に踊れない人の殆どが、
次のリバース・ターンの第4歩目で
右足をひねって後退して(ツィスト)女子を横抱きにした汚いラインと、
慌ただしいコントロールの無い踊りを見せています。
男性は、右足のボールで回転し、最後に左足を横に開きます。
実際に踊ってみると解りますが、
真横に開いたつもりでも、回転の継続によって結果としては
「横少し後ろ」になることでしょう。バランスは高く保ったままです。
この足が後退してしまうと、
女性は引っ張られて「右足を左足にブラッシュしてから斜め前」
にトゥから前進できなくなり、
コントロールした大きな踊りを踊ることが出来なくなるのです。
男性は、第6歩目の左足で充分にロアーして(ヒールを使って)
右足を大きく後退することによって、
リバース・ターンの4〜6歩へとスムーズに回転を切り替えることが出来るのです。
この足の位置は、
クイックステップのクォーター・ターン・ツー・ライト(第4歩目)や
フォックストロットのクローズド・インピタス(第3歩目)などにも見られ、
女性の右足が男性の両足の間に、
トゥから前進するのがとても重要なことですから覚えておきましょう。
次回は、難しいけれども、とても重要なフィガーである
「フォーラウエィ・リバース&スリップ・ピボット」です。
また、来月! |
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